檜(ヒノキ)風呂!?いえいえ、檜(ヒノキ)フローリングです。

2018年4月24日

檜フローリング知ってますか?

日本人にとって、は杉と並んで馴染みが深い木材です。檜を住宅にと言うと、「檜風呂」を思い浮かべる人も多いでしょう。

檜には独特の高級感や香りがあり、古くから日本人に愛されている木材です。

また、木目の美しさや芳醇な香りだけでなく、浴槽として使われるほど水分に強く、腐りにくい、さらに加工性と強度の高さも檜が持つ大きな魅力の1つです。

その腐りにくさや強度、さらに虫が避ける成分を含むことから、住宅だけでなく神社仏閣の建築材として古来から全国各地で用いられてきました。

住宅のフローリング材としても適性があり、強度の高さや香りの良さから、今人気の高い木材となっています。

ただし、檜をフローリング材として使用するときは、メリットだけでなくデメリットも把握した上で検討することが大切です。

今日は、檜をフローリング材として使用するときのメリット・デメリットを紹介するので、フローリング材選びの参考にしてください。

一般的に言われる無垢材フローリングのメリット・デメリットはこちら

檜フローリングのメリット

1. 高い耐久性

檜を含めた無垢材は、1本の木から角材や板を切り出したものです。

そのため、合板フローリングでありがちな、床下の湿気などで表面の単板がはがれることがないため、劣化することなくそのままの姿を維持することができます。

檜は加工性の高さから、古くから寺院や神社の建築材として利用されてきました。世界最古の木造建築である法隆寺も、建築材として檜が利用されています。

建築材としての檜の耐久性は秀逸の一言で、半永久的に張り替える必要がないほどです。経年劣化によるフローリングの張り替えを考えれば、コストの面から考えても優秀なフローリング材と言えるでしょう。

2. 独特の美しい色合い

張った直後の檜フローリングは白っぽい見た目になりますが、月日の経過とともに味わい深い美しい飴色になり、光沢のある上品な色合い・木目が目を楽しませてくれます。

造り付けの家具とも相性が良く、こだわりを持って建てる注文住宅にうってつけのフローリング材でしょう。

3. 心地良い足触り

無垢材のフローリングには、「足触りがとても心地良い」という特徴があります。

合板フローリングで過ごされている方は、夏にベタつき冬はヒンヤリという感覚がないでしょうか?

檜などの無垢材は熱伝導率が低く、断熱効果があり、また【注文住宅の壁材選び!】漆喰ってどうなの??でも紹介したように、自然素材の調湿力も備え、湿度の調整効果を得ることもできます。

こうした効果によって、夏は涼しくさらっとした足触りが心地良く、冬は冷たさを感じることなく快適な暮らしを送ることができるのです。

4. 独特の風合いが感じられる

無垢材はその性質上、傷みやすいという特徴があります。

一見デメリットに感じられますが、むしろ多少の傷は独特の味わいとして感じられます。合板フローリングとの大きな違いでしょう。

長い年月を味わい深さを楽しめるのは、自然素材ならではの魅力です。

5. リラックス効果がある

檜風呂に入ると、香り立つ芳香に心が癒されませんか??檜の持つ独特の芳香には、心を癒しリラックスさせてくれる効果があります。

何かと慌ただしい現代の生活も、檜フローリングにすることで時間がゆったり流れるような、心地の良いものに変えることができるのは、檜の持つ1番の魅力かもしれません。

檜フローリングのデメリット

1. 変形するかもしれない

これは、檜に限らず無垢材全体に言えることですが、調湿作用が働くことで木が収縮あるいは膨張して隙間が生じたり、反ったりすることがあります。

そのため、合板フローリングに比べて「安全面」では一歩遅れを取ってしまいます。

変形や反りを防ぐためにも、適切に乾燥させ、木材の含水率を一定化に保つよう心掛けてください。

2. 値段が高い

これも無垢材全体に言えますが、合板フローリングに比べて総じて価格が高くなります。

無垢材のフローリングは原木から切り取ったものをそのまま利用するため、床材として利用できる量が限られることから材料費がかかってしまうのです。

また、木をその場で切り取り床材として加工するには、職人による熟練の技が必要となり、人件費も合板フローリングに比べて高くなるのです。

予算内で全てのフローリングを檜にするのが難しければ、居室だけ檜にして、廊下など他の場所を合板にすることで比較的費用を抑えることができます。

ただ、先述した通り檜は「耐久性に」優れていることから、導入コストは高くなるものの、長い目で見ればそれ程高額ではないので、予算と相談しながらより広い範囲での導入を検討してみてください。

3. 床暖暖房への対応性が低い

無垢材は床暖房に対応していないものが多くなります。床暖房を検討している人は、床材も相応に高価なものを選ばなければいけないことを覚えておきましょう。

節有りのものなら比較的リーズナブルなので、予算と相談しながら建築会社や設計士に相談してみることをおすすめします。

4. 着色が難しい

檜は別名「火の木」と呼ばれる程に油分を多く含んでいます。そのため塗料が浸透しにくく着色が難しくなります。

好みの色に着色したいのであれば、早めに相談するようにしてください。

檜フローリングのお手入れ

檜フローリングのお手入れは、普段は雑巾などで乾拭きする程度で十分です。無垢材は水に弱いという性質を持つため、水拭きはおすすめできません。

年に1~2回程度はしっかり絞った布で拭き、最後に乾拭きで仕上げましょう。

ワックスや塗装は素人がするとムラの原因となる可能性があるため、塗料メーカーの指定する方法でお手入れしてください。

また、月日とともにできた傷は「味わい」として楽しむことをおすすめしますが、どうしても気になるなら、目の細かいサンドペーパーなどで適度に擦ると綺麗になるので試してみてください。

今日のまとめ

檜フローリングは、合板フローリングに比べて導入費用が高くなりますが、長い目で見たとき、耐久性の高さから維持や張り替えにかかる費用を抑えられるというメリットがあります。

また、調湿性による快適性、芳醇な香りから得られるリラックス効果も加味すれば、予算が許すのであれば檜フローリングの導入はぜひ検討してもらいたい事項と言えます。

なにより心地良い空間づくりに大きく貢献してくれるのは見逃せない大きな魅力です。

あなたがこれから建てる注文住宅は、もしかすると一生暮らす場所となります。ぜひ、後悔のないようベストな床材を選択してください。