注文住宅を建てるときのキッチンの選び方と収納で考えたいこと

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キッチン選びで抑えたい6つのポイント

キッチンを選ぶ際は、自分が理想とするキッチンをイメージしながら、どのメーカーのどんな商品を選ぶかを慎重に検討する必要があります。

イメージをより明確にするため、各メーカーのショールームなどに足を運び、実際の設備を目で確認するのもよいでしょう。

なんのイメージも持っていない状態で、とりあえずとショールームに訪れても、どういう視点で設備を見ればいいか分かりませんし、自分がどんな設備を求めて何を見たいのかを伝えたうえで商品説明を聞くこともできません。

まずは、どういったキッチンを理想とするのかを考えてみてください。

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キッチン選びは必ず実物を見よう

キッチンを建築会社が用意したカタログやインターネットの情報だけで決めてしまうと、おそらく後で後悔するハメになります。

キッチンスぺースのイメージを決定づけるだけでなく、日々の家事の利便性にも関係しますし、リビング・ダイニングのイメージやデザインにも影響する大切な設備です。

カタログなどから理想のキッチンをイメージすることはもちろん大切ですが、ショールームなどで多くの設備を実際に目で見ることは、それ以上に大切なことです。

ショールームで多くの設備を見て回るのは時間がかかりますし、想像以上に疲れるものですが、反面楽しい時間でもあります。

また、いろいろな設備やコーディネートを見ることで、より具体的なイメージをつくるのにも役立つので、ぜひ複数のメーカーのショールームに足を運んでみてください。

価格重視であればホームセンターの格安品を探すという手も

人によって準備できる予算は異なるので、当然どの部分に費用を多く割くかも人それぞれです。

キッチンを価格重視で選ぶのであれば、ホームページやニトリ、イケアなどで探すのも1つの方法です。

仕様やサイズなどにもよりますが、キッチン設備にかかる費用を20~30万円程度に抑えるのも可能です。

キッチン選びでは高さも重要

キッチンを選ぶとき、主に使う人にあわせて高さを決めるのが理想ですが、既製品から選ぶ際には決められた高さから選ぶことになります。85~86cmのものが主流のようですが、最近は90cmくらいのものもあります。

ショールーム見学で高い靴を履いたまま高さを確認する人がいますが、それでは実際に使うときのサイズ感は分かりません。必ずスリッパなどに履き替えて高さを確認してください。

奥行きもキッチン選びの重要な要素

既製品のキッチンの奥行きは65~70cmのものが主流になります。無理なく奥まで手が届く奥行きを、ショールームなどで実物を使って確かめてください。

奥行きが長すぎるとキッチンが使いにくくなるので、決して大きければいいというものではありません。

もちろん、キッチンの設置個所のスペースとの兼ね合いもあるので、奥行きは設置スペースと使い勝手の両方を考慮して検討しましょう。

十分な調理スペースを確保できるか確認しましょう

料理するとき、大抵は1人でするので、1人分の調理スペースを前提に考えることが多いと思います。

ただ、夫婦や親子で料理する機会が多い家庭では、2人で使用するときのことも考慮しましょう。

二世帯住宅でキッチンが共有の場合は、特に大切になります。

システムキッチンで大丈夫?

システムキッチンはシンク、コンロ、収納、吊り戸棚がセットになったもので、最近は採用する人もかなり増えています。

同じようなものを造り付けで設置を依頼すると費用が高額になるので、システムキッチンの採用が増えるのは当然の流れといえます。

ただ、システムキッチンはサイズがあらかじめ決まっているため、設置するために壁の位置などを調整しなければいけない場合もあります。

キッチン以外の収納などでも同じことがいえますが、予算に余裕があるなら造作家具も1つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

キッチンの収納について考よう

キッチンスペースのプランニングで大切なのが、スペース内の収納です。見た目や機能、設備はもちろん大事ですが、収納もしっかり考えたプランを立てましょう。

収納量

キッチン収納で最初に考えることは、必要な収納量です。家庭によって必要な収納量は異なるので、食器類・調理器具・冷蔵庫などキッチンに必要なものを考慮し、どれくらいの収納が必要なのか確認してください。

キッチンスペースをプランニングする際は、どこに何を収納するかまで考えておくことをオススメします。

どれだけ豊富に調理器具を取り揃えても、それをどこに収納するのかを具体的に考えておかないと、入居してから収納できないものを処分するか目立つ場所に保管しなければいけなくなります。

どこに収納するか検討する時は、それぞれの使用頻度を考えたうえで収納しましょう。

よく使うものは取りやすいところに収納する、重いものは下に置くのかなどを考えて収納するだけで、キッチンの利便性を大きく向上します。

冷蔵庫

冷蔵庫の設置場所は間取り作成の段階で決めておくべきですが、設置スペースは今持っている冷蔵庫だけを基準に考えるのではなく、将来の買い替えも考慮して考えましょう。

間取りのプランにもよりますが、冷蔵庫を置くスペースは変更しずらい場合が多いので、サイズを考量することはとても大切になります。

必ず買い替えを考慮してスペースの広さや高さを考えてください。冷蔵庫はどんどんサイズが大きくなっていく傾向にあるため、今の冷蔵庫は設置できても、将来買い替え時に大きいサイズが設置できないというトラブルにならないようにしましょう。

冷蔵庫を機能させるためにはコンセントが必要なので、コンセントの位置や周りにできる隙間も考慮して余裕のある設計にする必要があります。

キッチン収納の選び方

キッチンの収納は既製品を利用する人が多いですが、予算に余裕がある場合は造作家具にするかも検討できます。

床下収納庫はとりあえず付ける人が多いのですが、設置しても使わない人は全く使いません。

設置を検討する際は、本当に必要かどうかをよく考えてましょう。ただ、それほど費用が高いわけではありませんし、とりあえず設置しておいてもいいかもしれません。

収納以外にも考えておきたい4つのポイント

キッチンについて考えることは、前述のもの以外にもたくさんあります。

これから紹介するポイントについても、1つ1つしっかりと検討することをオススメします。

1.コンセントの数と位置

キッチンは冷蔵庫や炊飯器、レンジ・オーブンなどの家電を数多く使用します。使用する家電などの数によって必要なコンセントの数も変わってくるので、必要なコンセントの数はしっかり確認しておきましょう。

また、数だけでなく配置も大切になります。あまりコードが長くならないな配置を考えておきましょう。

コードが長くなると、足に引っ掛けて転倒したり、腕などに引っ掛けて家電が落下したりする事故にもつながります。

設計段階で電化製品の設置位置と、それに応じたコンセントに位置をしっかりと決めておきましょう。

特にシンク近くは水が飛んでしまうことも多いですから、なるべく水がかからない位置にすることも大切です。

2.キッチン周りの設備

キッチン周りではさまざまな設備が設置されますが、それらが本当に必要なのかをよく考えましょう。

まず、ビルトイン型の食洗器ですが、使用頻度は家庭ごとに大きく差が出ます。中には設置したのに全く使わない家庭もあり、そのスペースが無駄になっているケースも少なくありません。

次に考えたいのがビルトインのオーブンレンジです。ビルトインには多くの人が憧れを持っているようですが、据え置きでも価格面での違いはないため、どちらが自分にとって使い勝手がいいか考えてみてください。

食材を切ったり調理したりする天板の種類もさまざまで、見た目を重視するなら大理石や石、使いやすさを重視するならステンレスなど、なにを重視するかで選択する素材が変わってきます。

3.ゴミ箱の設置位置

意外と見落とす人が多いのがゴミ箱を設置するスペースです。ピッタリと収まる場所がないと、ゴミ箱はキッチン内で邪魔な障害物となります。

地域によっては分別に厳しいため、複数のゴミ箱に分けてゴミを捨てる必要が出てきますが、その分だけスペースを取ることになります。

自治体が異なる地域に引っ越しをするのであれば、ゴミの分別に関する規則を確認しておくこともキッチンスペースのプランニングに欠かせない情報です。

4.キッチン周りの動線

キッチン周りの動線についても考察をおこないましょう。アイランドキッチンであれば周辺をぐるりと周れますが、実際の動きを想像して考えるようにしてください。

また、作った料理をダイニングに運びやすいかどうかも考えましょう。一度シンク前のカウンターに置いてダイニング側に周ってからあらためて運ぶ流れになることが多いですが、キッチン周りのデザインによっては難しいこともあります。

2018年7月28日キッチン注文住宅, キッチン, 収納