注文住宅の土地探し。チェックポイントは「土地の形状」
注文住宅を建てる土地探しで、最低限チェックしておきたいのは「土地の形状」です。
住宅用の土地と言うと、正方形や長方形に整えられた土地をイメージすると思いますが、売られているのは整った形の土地ばかりではありません。
いびつな形や三角地、長方形でも間口が狭いなど、その形状は実にさまざまです。
土地の形状は、「建てられる注文住宅の形状」に直結する重要なポイントです。
また、整った形をしているから「良い土地」、変形地だから「悪い土地」と簡単に分けられるものでもありません。
整った形の土地にこだわる必要はありません。たとえ変形地であっても、その形状を上手に活かし、個性的でオリジナリティ溢れる注文住宅を建てる人もたくさんいます。
形状ごとの特徴を把握し、価格や立地、周辺環境を加味しつつ、あなたの「理想の注文住宅」を実現できる土地を、広い視野を持って探し出すことが1番大切なことです。
土地の形は意外と豊富!!形状別の特徴を把握しよう
1.整形地(正方形や長方形)
宅地用に整形された土地の代表的な形と言えば正方形か長方形です。ハウスメーカーが造成した分譲地のほとんどは、正方形か長方形になっているはずです。
正方形に近いほど建物を建てやすいため人気があります。長方形も一般的な形と言えますが、間口が狭すぎたり、奥行きが短すぎたりして使い勝手が悪い場合もあります。
長方形の土地を購入する際には、少なくともこの2点はしっかりとチェックしておきたいところです。
2.三角地
三角地は、読んで字のごとく三角形の土地のことです。
頂点部分がデッドスペースになりやすいため、敬遠されやすい土地NO1と言っても過言ではないでしょう。
空間を上手に活かすことで個性的な外観を持つ注文住宅を建てることも可能ですが、土地が狭いと居住スペースや家具の配置に苦労しやすいため、三角地を購入するなら、ある程度広い土地を探すのがベターです。
いびつな形をした土地
いびつな形をした土地は格安で購入出来る可能性が高いというメリットを持ちます。
反面、外周の長さがネックとなり、外構工事費が高つくというデメリットが存在します。
建物を建てられる部分も限定されやすいため、形状によっては宅地としての使い勝手が非常に悪くなる点は注意が必要です。
いびつな形をした土地を住宅用に購入する際は、他の変形地より慎重な判断が求められるでしょう。
4.旗竿地
L字型の形状を持つ土地のことを旗竿地と呼びます。
住宅用の土地としては使い方が非常に難しい形状と言えます。
道路に面している部分の間口が狭いと通路としてしか使えず、周辺を住宅などに囲まれると日差しや通風が悪くなります。
はっきり言って、住宅用の土地として条件はあまり良くはありません。どうしても旗竿地しか購入できない場合は、竿のある位置と方角、旗の幅をしっかりチェックする必要があります。
今日のまとめ
土地が持つ形状や特徴は、住宅の広さや形に大きな影響を及ぼします。形状によって受託を建てられる位置や形が制限されることにも注意しておく必要があります。
これから注文住宅を建てる土地を探すのなら、土地の形状について勉強しておくことをおすすめします。
形状ごとの特徴を把握しておくことで視野が広くなり、理想の注文住宅を建てるための最適な土地を選択することが出来るようになるはずです。