平屋建て住宅はなぜ高いの?安くする方法は?

平屋建て住宅の費用

平屋建て住宅は結構割高!

都市部では2~3階建て住宅が主流ですが、今でも根強い人気を誇っているのが平屋住宅です。

しかし、平屋住宅は2階建てに住宅に比べ割高になることがほとんどです。

ここで、なぜ平屋住宅は割高なのかと、安く建てるためのコツを紹介するので、平屋住宅を検討している方はぜひ参考にしてください。

平屋住宅の相場は?

平屋建て住宅の価格相場は、施工を依頼するハウスメーカーや工務店、仕様によって大きく変わります。

そのため、一概に「何坪の平屋建て住宅だと〇〇円くらい」というわけにはいきません。ただし、基本的に床面積が同じであれば、2階建て住宅より平屋建て住宅のほうが割高になると思ってください。

平屋建て住宅を建てる場合、住宅を建てるときのコストの大きな割合を占める「基礎面積」と「屋根面積」が、2階建て住宅より多くなることが理由として挙げられます。

そのため、基礎面積と屋根面積が大きい平屋建て住宅のほうが割高になる傾向が強くなるのです。

さらに、ある程度広い面積の土地が必要になることも費用を高くする原因となります。

延べ床面積が同じ住宅を建てるとき、2階建てより平屋建て住宅を建てるときのほうが、より広い土地が必要になるからです。

特に土地の価格が非常に高い都市部では、土地にかかる費用の割合が大きくなるため、さらに費用がかさみます。

2階建て住宅に比べて、平屋建て住宅は坪単価でいえば1割程度は高くなると考えてください。

およその目安として、30坪程度の2階建て住宅を建てるときの相場は2,500万円ほどですが、同じ条件で平屋建て住宅を建てようとすると、2,800万円くらいの費用がかかる計算になります。

注意!狭くしても安くはなりません

費用を抑えるために住宅を狭くしたとしても、費用はそれほど安くならないでしょう。

例えば、家に必要な設備は、住宅の広さに関わらずある程度の費用がかかり、設置する家の大きさで価格が変わるわけでもないからです。

例えば、100万円のキッチンを採用したとき、住宅が30坪だろうが20坪だろうが、当然キッチンの価格は同じく100万円です。坪単価を考えれば、逆に割高にさえなってしまいます。

いくら床面積を狭くしたところで、建築費用の中でも大きな割合を占める水まわり機器を減らすことはできません。

家が小さくなってもその部分は変わらないので、家が小さくなれば、その分だけ逆に割高になってしまうのです。

広さの違いによる坪単価の差は一概にはいえませんが、30坪の建物を25坪にしたとして、せいぜい5%前後割安になる程度だと思います。

安くするにはどうしたらいい?

平屋建て住宅を割高にしている原因は、基礎面積と屋根面積の多さです。

そのため、費用をできるだけ抑えて建てるのであれば、建物の形状をできるだけシンプルに設計することが大切になります。

注文住宅を建てるときは、つい色々とこだわりたくなりますが、費用を抑えた家づくりをしたいのなら、ある程度の妥協も必要です

こだわればこだわるほど、さらに次のこだわりが生まれて費用が膨らんでしまうものです。

比較的間取りプランを自由に立てやすい平屋建て住宅では、ついこだわりを持ちすぎる
傾向になりやすいので注意が必要です。

大事なことなので2回いいますが、費用を抑えて平屋建て住宅を建てるのなら、できるだけシンプルなプランを立てることが大切なポイントになります。

決して「安かろう悪かろう」にしないための注意点

費用を抑えた家づくりでよくある失敗は、安さを求めるあまり質の悪いハウスメーカーや工務店に建築を依頼してしまうという失敗です。

住宅に限ったことではありませんが、安いには安いだけの理由があることがほとんどです。

住宅に限っていえば、最初の見積もりだけ以上に安い設定にして、その後で必要になってくるさまざまな工事を「オプション」にして追加費用を請求してくる場合があります。

ひどい業者では、網戸を取り付けるだけでオプションとして追加請求してくることさえあります。

また、最初の見積もりでは地盤改良工事や外構工事、付帯工事の費用を建築費に入れず、工事を終えてから追加で請求するといった悪質な業者も残念ながら存在します。

その他のデメリットとして、会社が小さい場合はコストカットした分を人件費で補填しようとするため担当者1人あたりの負担が増え、質問に対する回答が遅くなったり、事前の説明と施工内容が違ったりと、さまざまなトラブルにある可能性があります。

こういったリスクを把握したうえで、慎重に業者を選ぶ必要があります。これらのリスクを考慮せず、単に金額だけで業者を選んでしまうと「安かろう悪かろう」の住宅ができてしまう可能性があることを覚えておいてください。

家づくりにおいてコストを抑える方法はたくさんありますが、安易に業者のいいなりになるのではなく、「なぜ安いのか」をしっかり突き詰めていくことが必要です。