住宅ローンのボーナス払い
住宅ローンをボーナスで払う。いくらがいい?
住宅ローンの返済で悩むのが、ボーナス払いをするかどうかです。
住宅ローンの支払い以外にボーナスを使いたいと考える人が多いからです。
ただ、ボーナス払いをすることで月々の返済額が減るのは魅力的なメリットです。
住宅ローンをボーナス払いするメリット・デメリット
住宅ローンのボーナス払いは、毎月の返済額を抑えられるメリットがあります。
仮に金利2%、支払い期間35年で3,000万円を借り入れた場合、ボーナス併用払いと均等払いでは、以下のような差がでます。
均等払い | ボーナス払い | |
---|---|---|
毎月返済額 | 9万9,378円 | 4万9,689円:ボーナス時加算29万8,992円 |
総支払額 | 4,173万9,000円 | 4,179万9,000円 |
上の図から分かるように、ボーナス払いで住宅ローンを支払うと、月々の返済額は安くなりますが、総支払額は若干ですが高くなります。毎月返済額が少なくなる分、その期間の元金が減らないからです。
ボーナス払いをするときは、このことを念頭に入れて選択するようにしましょう。
ボーナス払いを選択しないケース
実際にボーナス払いを選択している人の割合は住宅ローンを利用した人の約4割です。
ボーナス払いを選択しなかった人は、支給額が安定しないボーナス払いのリスクを避けているとのデータもあります。
万が一ボーナスが支給されない、されても金額が低いと、住宅ローンの返済ができないからです。
また、もともとボーナスの支給がないため、均等払いを選択している人もいるようです。
ボーナス払いを選択するケース
ボーナス払いを選択する人の理由は、毎月の支払額を少なくしたい人や、一度に多額の返済をしたいという人が多いようです。
ボーナス併用払いを選択するときの注意点
ボーナス併用支払いを選択するときの注意点は、ボーナスの支給額は景気に影響されるため安定しないという点です。
ボーナス払いをあてにしすぎると、支給されなかったり、金額が少なかったりした場合の返済が難しくなります。
住宅は大抵35年間の借入期間で設定するため、その長い期間にボーナスが支給されなくなる可能性も否定できません。
ボーナス払いを利用するのであれば、このようなリスクを考慮し、毎月の返済額とボーナス払いの割合を慎重に検討してください。
ボーナス払いで損をしない方法
ボーナス払いには一定のリスクがありますが、毎月の返済も厳しいのであれば、ボーナス払いを上手に活用する必要があります。
たとえば、ボーナス払いをするとき、少しだけ返済額を増やすという方法があります。あまりに大きな割合で設定すると、景気が悪くなったときに支払いが困難になる危険があるからです。
また、ボーナス支給時の返済額を増やさず、支給されたお金を毎月の返済にあてる方法もあります。
ボーナス払いを最初から選択せず、もらったときだけ繰り上げ返済すうのも1つの方法です。