外壁の色選びで失敗しないためのポイントとは
汚れが目立つ。安っぽい注文住宅にしないための外壁色選び
注文住宅の外壁色選びでよくある失敗が、汚れが目立ち建物全体のイメージが安っぽくなるというもの。
サッシなどとの色合いがチグハグでなんとなく落ち着かないという失敗もあります。
外壁の色選びで大切なのは、彩度(あざやかさ)、明度(あかるさ)、サッシとの調和です。
ここで、注文住宅の外壁によく使われるベージュ系、、グレー系、ブルー系、グリーン系の基調4色の上手な使い方をご紹介します。
1.彩度を落とすことでまとめやすくなるベージュ系
外壁にベージュや白などの明るい淡色を使うことで、家を大きく見せる効果が得られます。また、サッシの色も選ばず、オーソドックスにまとめやすい色でもあります。
ただ、アイボリーを選んだはずなのに真っ白に見える、ベージュを選んだのにレモンイエローに見えて落ち着かないなどの失敗が多いのもこのベージュや白色です。
広い面積で色を見ると、よえい明るく鮮やかさが感じられるため、色味を出したい場合は濃い色を選び、落ち着いた雰囲気に仕上げたいならパステルやシャーベットカラーは避けたほうが無難です。
シックにまとめるコツは彩度と明度を落とすのがポイントです。色選びに迷ったら、彩度を落とせばどんな家でも無難にまとめることができます。また、ちょっと濃い目のアーモンドカラーもオススメです。サンプルではちょっと濃いかなと思うくらいの色を選べば、面で見たときに丁度いい色味になります。
また、外壁を真っ白にするのであれば、サッシやドア、タイルなどの部分にアクセントカラーを使うことで、全体にメリハリが出てオシャレな外観に仕上がります。
2.グレー系はコントラストを上手に取り入れる
最近注目を集めているのがグレー系の外壁です。白、黒、ブロンズ系のサッシに合わせることで、モダンな雰囲気を醸し出すことができます。ただ、薄いグレーは白に見えることがあるので注意が必要です。特にモルタル面に塗装する場合は、試し塗りをして実際の色味を確認しましょう。
濃い目のグレーを選んで色をハッキリ主張するか、白や黒のサッシをアクセントにして壁面にメリハリを効かせることがグレー系を上手に使いこなすコツになります。
3.ブルー系は少し濃い目にして汚れが目立たない仕上がりに
明るく鮮やかな雰囲気を出してれるのがブルー系の外壁です。ただし、淡いブルーを選択すると真っ白に見えることがあり、汚れが目立つというデメリットもあります。
そのため、ブルー系の外壁にするときは、少し濃い目の色を選択するといいでしょう。
建物が洋風であれば少し明るめにし、白いサッシや玄関間ドアと合せることで品の良さを強調できます。
和風の外観であれば、彩度と明度を落として濃紺に近い色にすると、モダンな雰囲気に仕上がるのでオススメです。
4.万能色のグリーン系は彩度を落としながらバランスを取ろう
グリーン系は彩度と明度を調整することで、明るい洋館風からシックな和風まで様々な演出が可能です。
萌黄色やペパーミントなど彩度と明度の高い色を使えば明るく華やかな雰囲気になります。ほかの部分と色味がマッチしないときあ、彩度を少しずつ落としていくと、だんだんバランスが取れてくるはずなので、ぜひ試してみてください。
白いサッシを採用する場合、外壁は濃いグリーンにすることで、品の良い落ち着きのある外観に仕上がります。