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リビング・ダイニングの間取りで抑えるポイントとは

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家族の憩い場、リビング・ダイニングのプランはとっても大事

注文住宅のプランニングで力を入れたいのが、家族の憩いの場となるリビングのプランニングです。

リビングは家族が毎日使う場所であり、来客を迎え入れるスペースでもあります。家の中でも特に大切なリビングやダイニングは、快適な暮らしのために重要な箇所となります。

リビングとダイニングは一体型にする?それとも分ける?

最近のトレンドとしてリビングとダイニングを一体型にするプランが採用されるケースが非常に多くなっています。

これからますます一体型を選択する人が増えると予想されますが、ただ流行りに流されるのではなく、プランを決定する前に本当に一体型がベストな選択なのかをよく考えてみてください。

1.リビング・ダイニングの一体型が非常に増えている

以前の日本の一般的な住宅では、リビングとダイニングが分けられていましたが、最近の住宅は一体となっている間取りが非常に増えています。

中古住宅の売買においても、リビングとダイニングが分かれているだけで売れにくいということも多々あります。

2.リビングとダイニングを分ける意味がなくなっている

一体型の採用が増えた理由として、最近の家庭は、昔に比べて家族を構成する人数が少なく、来客も限られているためリビングとダイニングを分ける意味が薄れているという背景があります。

また、リビングはあくまでも家族のための空間という役割が強いため、来客があまり多くないことを考慮すれば、分ける意味はますます無くなるといえます。

もちろん、各家庭で考え方や使い方は異なるので一概にはいえません。一般論に流されるのではなく、日々の暮らしをイメージして決めればいいでしょう。来客を招く機会が多く、かつあまりダイニングを見られたくないという場合は、分けておくことも選択肢の1つになります。

3.一体型のリビング・ダイニングは開放感があり、スペースを広く使える

限られた面積を有効に使う意味でも、リビングとダイニングを一体化しておいたほうが効率的です。特に都市部の住宅は面積にゆとりがないことが多いので、その傾向はより強くなります。

最近のトレンドとして、リビングとダイニングだけではなく、オープンキッチンまでつなげたグレートルームというものも登場しています。

この間取りの特徴として、こららのスペースが非常に広く見え、開放感が得られます。

4.一体型リビング・ダイニングを選択するときの注意点

リビングとダイニングが一体化した間取りを選択する場合、場合によっては間延びした印象になることがあります。気にならなければいいのですが、感覚的にリビングとダイニングが分かれた印象にしたいのであれば、相応の工夫が必要です。

たとえば、天井の内装材を分けたり、それぞれの天井高を変えるといった工夫で、感覚的に異なる空間であることを演出できます。

5.リビングとダイニングを分けるメリット

ここまで一体型のメリットばかり紹介してきましたが、リビングとダイニングを分けることで得られるメリットもちゃんとありますので、ここで紹介しておきます。

まず、食事する空間とくつろぎ空間を分けたいという人にとっては、リビングとダイニングを分けた間取りのほうが適しています。食事はプライベートなことと考えることが多いため、分けておきたいという人は今も多くいます。

また、来客時にリビングを客間として活用することで、家族の生活を覗き見られることを防げるというメリットもあります。

建物面積の関係で、書斎などのプライベートな空間を持てないというときに、ダイニングを書斎代わりとして活用する人もいます。ダイニングは住宅の間取りの中でも比較的広く使えるため、下手に狭い書斎を作るより快適に過ごせるかもしれません。

リビングの採光と開放感を工夫する

リビングやダイニングには明るさや開放感を求める人が多いので、採光による明るさと開放感の演出が大切になります。

1.リビング・ダイニングを上階に配置する

採光による明るさを確保する1つの方法として、1階ではなく上階に配置する方法があります。特に都市部の狭小地では1階が暗くなりがちなので有効な方法となります。

リビング・ダイニングを住宅の最上階に配置すれば、より明るさを得やすくなるため、採光を重視するのであればぜひ検討してみてください。

最上階であれば、屋根の勾配に合わせて勾配天井にすることもでき、より開放感を得られるというメリットがあります。

2.南向きになる配置・間取りにする

建物の南側に配置することで採光が得られやすくなるため、リビング・ダイニングに明るさを求めるなら南側に配置するとよいでしょう。

ただし、隣の建物と近くなると影になって採光が得られないので、周囲の環境も顧慮して考えてください。

3.窓を一工夫

リビング・ダイニングの窓を大きくする、天窓を設ける、中庭や坪庭を設けてリビング・ダイニングに面する外部を増やすという工夫も採光に有効です。

特に中庭を設けることで隣家との間にスペースができるため、より採光を得られやすくなります。

4.吹き抜けにする

採光と開放感にこだわるのであれば、吹き抜けのあるリビングも検討するといいかもしれません。ただ、吹き抜けにはデメリットもあるので、慎重に検討してください。

5.リビング・ダイニングの広さを演出する工夫

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建物や土地の面積が限られているなら、リビングとダイニングを広く使うための工夫が必要です。

1.隣室に和室を一体で利用できる配置する

リビングと隣室を必要なときに一体で利用できれば便利です。そのためによく採用されるのがリビングの隣に和室を配置し、必要な時だけ襖を開けて一体化させる方法です。来客が宿泊する際の寝室としても利用できます。

2.庭やバルコニーを設置する

リビングの横に中庭を設置することで採光面だけではなく開放感を演出し、リビングから庭へ簡単に出入りしやすくすればリビングと一体で利用でき、広く使うことが可能です。

ただし、それだけのために中庭を設置しては費用が高くなるだけですので、実際に必要であるかをよく考えてからプランを決めましょう。

家具・家電・インテリアの配置

リビング・ダイニングのプランニングは、あらかじめ配置する家電や家具の配置を考慮して立てるべきです。

実際に置くダイニングテーブル、イス、ソファー、テレビとテレビ台、その他の棚などの配置を具体的にイメージしてからプランを決定してください。

また、配線を考えておくことも大切です。テレビの設置場所、PCを使う場所、インターネットのLAN、電話やFAXの設置に必要な配線を考慮し、なるべく集中させれるような間取りが好ましいと思います。

子供が通る配置

子供とのコミュニケーションを重視するのであれば、玄関から子供部屋へ直行できるような動線ではなく、一度リビングを通るような動線づくりをしておく必要があります。

リビングをただ家族が集まる場所にせず、家族みんなが通過するように配置することで、家族間のコミュニケーションが生まれやすくなるでしょう。

床暖房は本当に必要か?設置するなら範囲はどこまでかの検討

床暖房を採用するかは家庭ごとで意見が分かれます。

ただ、天井が高い住宅であれば、床で温められた空気が上に上がっていくため、暖房装置としては高い効果を発揮します。また、サーキュレーションがあれば温められた空気が循環しやすくなります。

ただ、リビングやダイニングの前面に設ける必要性はなく、人が集まる場所に限定して設置するだけで十分です。

家具や家電を設置する場所には費用ありませんし、重みで床が沈みやすくなり、傷みが生じる懸念もあります。

上記以外にも考えておきたいこと

リビングの天井を高くするケースは多いのですが、そうすると照明の交換がしづらくなります。

天井の高いリビングをつくるときは、大きな脚立を準備するなどの対策も一緒に考えておく必要があります。

また、インテリアなど見た目にも工夫したいところです。飾り棚を設けたり、内装材をオシャレなものにすると見た目の印象が大きく変わります。

ショールームのレイアウトなどを参考にアイデアを生み出してみましょう。

また、リビングで使用するものの収納を考えるのも大事なことです。収納するものを具体的にイメージして収納スぺースを設けましょう。

まとめ

上であげたように、リビング・ダイニングのプランニングでは考えるべきことが非常に多いですが、完成してから後悔しないよう、時間を取ってじっくりと間取りを考えてみてください。

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