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【注文住宅の間取り】明るい玄関ホールとバリアフリー対応廊下

注文住宅の玄関ホールと廊下の間取り

玄関ホール設計の注意点とは

玄関ホールの設計では、採光やバリフリーなどを考慮する必要があります。

それぞれの要素について考えることをまとめたので、参考にしてください。

1.採光を考慮した明るい玄関ホール

玄関ホールを明るくする方法として有効なのは吹き抜けにすることですが、階段と隣り合わせにし、階段の窓から自然光を取り入れる方法もあります。

また、玄関ドアの側面をがガラスにすることも有効な方法の1つです。玄関ドアの周りにガラスを配置して外の光を取り入れることで、かなり明るい玄関ホールにすることができます。

もちろん、照明は設置することにはなりますが、照明の位置によっては逆光になることがあります。来客の対応を玄関でするときに、照明の明かりがどちらからも逆光にならないよう配慮しましょう。

2.バリアフリーへの対応

バリアフリーに際しては、玄関からホールへ上がるための手すりの設置を考えたいところです。

また、バリアフリー対応として框部分の段差を無くす方法がよくとられますが、玄関床とホールをフラットにすると、靴を脱いだり履いたりするとき不便になるので、よく考えてから段差をどうするか決めたほうがいいでしょう。

高齢者が住む住宅で玄関ホールに段差を設けるときは、靴を脱いだり履いたりするときに使う腰掛用のイスやベンチを設置しておくと便利です。その際は、あらかじめ置くスペースを考えた間取りを考える必要があります。

3.動線に注意する

玄関ホールの動線を考えるときに注意したいのが、プライバシーな空間の動線をどうするかということです。

例えば、玄関近くにトイレを設置した場合、家族のトイレへの出入りが来客から丸見えになります。

来客があったときのことを考えて玄関ホールの周りのスペースの配置や動線を考えておきましょう。

廊下の設計をするときに検討すべきことは?

廊下は住宅内の動線に直結する部分です。動線の取り方で住宅の使い勝手が大きく変わりますので、バリアフリーや収納とあわせて慎重にプランを考えたいところです。

1.バリアフリーへの対応

廊下をバリアフリー対応にするとき、車椅子を使用したときのことを考えた設計にしたいところです。

車椅子の幅はさまざまですが、おおむね70cm程度の幅は見ておいたほうがいいでしょう。

70cm幅の車椅子を使う場合、出入り口の幅は最低でも80cmは必要になります。通路は出入り口に10cmの幅を加えた90cmが必要になります。

また、廊下が曲がっている箇所には、そのコーナーの内側に壁を斜めにする隅切りがないと通りづらくなります。

車椅子への対応の他に考えたいのが手すりの設置です。廊下に手すりがあると何かと便利です。

高齢者や要介護者がいる家庭では、段差がなくとっも手すりに頼ることが増えるので、必ず設置しておきましょう。

後から廊下に手すりを設置する場合、壁内の下地材の設置をどうするかの問題が出てきますし、費用も高額になる傾向があるため、将来必要になりそうなときはプランを作成する時点で手すりを設置しておいたほうがいいでしょう。

2.収納を設けて限られたスペースを有効活用する

注文住宅の間取りを考えるうえで、収納をどうするかは大きなテーマとなります。限られたスペースを有効活用するためにも、廊下に収納を配置することも検討してみてください。

廊下収納があれば、掃除機などをしまっておくときに便利です。実際にどんなものを収納するか考えてサイズや位置を決めましょう。

3.狭小住宅などでは特に廊下のプランが大切

都市部に多い狭小住宅は建物面積が狭くなるので、限られた面積をどう有効活用するかが重要になります。

基本的に廊下は移動するためだけのスペースなので、あまり面積を廊下に割くわけにもいきません。設計段階でできるだけ廊下の面積を減らす工夫をしておきましょう。

廊下をなくし玄関ホールから直接リビングに入る間取りを採用する人も多いのですが、廊下をなくすとプライバシー性が低下するというデメリットがあるので、よく考えてから判断してください。

ほかにも注意点はたくさんあります

上であげた他にも、玄関ホールや廊下のプランニングで注意すべき点はたくさんあります。

例えば、玄関とリビングをすぐ近くに配置すると、冬場などは玄関から人が入ってきたときに外の冷たい空気がリビングに流れ込むこともあるので、ドアの位置や向きを工夫して、玄関から冷たい空気が流れ込まないようにする必要があります。

また、玄関に入ったときリビングの位置が自然に分かるような間取りにしておくと、来客があったときスムーズにリビングへ招き入れることができますし、家族がリビングに集いやすくなるといったメリットも生まれます。

廊下の採光についても熟考しておきたいところです。廊下に窓を設けるのはなかなか難しいでと思いますが、隣り合わせになっている階段の窓や玄関周りから自然光を取り入れる間取りにするのはそう難しくはありません。

玄関ホールや廊下については、あまり多くの要素を詰め込むと設計の難易度があがり、費用も高騰するので、なにを優先するか整理してから臨むことをオススメします。

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ボックス

ポイント

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2018年7月28日玄関注文住宅, 間取り, 外壁・屋根・玄関