『玄関は住まいの顔』注文住宅の玄関づくりは絶対に成功させよう!
注文住宅の玄関づくりで大切なポイントはズバリ「収納」です。
下駄箱の上を飾り棚にした結果、下駄箱に入り切らない靴で玄関がゴチャゴチャした印象になってしまうケースが目立ちます。
注文住宅を新築した後に子どもが成長する、あるいは兄弟が増えたときに収納が足りなくなるというパターンも多いようです。
見落としやすいのが、傘やスリッパなどを収納しておくスペースの確保。
住居スペースを優先しすぎて玄関を狭めたため、傘やスリッパを収納するスペースが取れなくなるのもありがちな失敗です。
スペースのほかに失敗しやすいポイントが床材です。土足で出入りする場所なのに汚れが目立つタイルを選んで、後々後悔したという人もかなりいるはずです。
玄関の床材は新品のサンプルだけ見て選ぶのではなく、暮らし始めてからのことも考えた素材や色選びが大切です。
玄関づくりで悩むことが多いのが、出入り口の段差をどうするか。
段差がないほうが安全ですが、靴脱ぎと式台の間には段差をつくったほうが使い勝手は良いので、段差の有無は慎重に検討してください。
玄関の適切な間取りは?
下駄箱をどこに設けるかで、玄関の使い勝手は大きく変わります。
たたきに下駄箱を設けると、靴を取り出す際にたたきまで降りなければいけません。玄関ホールに置くと、靴に付いた汚れが床に落ちることも考えられます。
この2点の解決策として、土間収納を取り入れる方法があります。下駄箱の置き場所を決めかねているなら、検討みてはどうでしょうか?
下駄箱を置く場合は、高さによって玄関の印象がガラリと変わります。上まで棚になっていれば収納はたっぷりできますが、圧迫感を感じるかもしれません。
圧迫感を感じるようなら、扉に鏡を付けたり、飾り棚になるスペースを設けたりすれば、ある程度は緩和することができます。
玄関ホールの扉は、正面に取る場合と横に取る場合があります。スペースとの兼ね合いもあるため、どちらが良いか一概に言えません。
玄関ホールと扉の位置関係で下駄箱の大きさも変わってくるので、収納面と合わせて検討してください。
使い勝手だけじゃない。住まいの印象も左右する玄関ドア
玄関ドアは、住まいの印象を決定づける重要なアイテムです。
アルミ製、木製、ガラス製、スチール製など素材はさまざまで、デザインも豊富にあります。
セキュリティーにも関係するため、見た目だけでなく、素材の特徴などをしっかり把握して選びたいところです。
スタイルとしては、片開き、袖付き片開き、親子ドア、両開き、引き戸、両引き込み戸といったものがあります。
玄関のドアは、外観とのマッチングや玄関の奥行き、玄関前のスペースなどを総合的に見て、デザイン性と機能性を兼ね揃えたものを選ぶことが大切です。
玄関の雰囲気はどうか。ライフスタイルに合っているか。断熱性や耐久性はどうかを基準に選べばよいでしょう。
今日のまとめ
家の出入りに毎日使用する玄関は、誰にとっても使い勝手がよいものであるべきです。
玄関ドア、収納、間取り、照明どれが欠けても使いやすい玄関にはなりません。
注文住宅を新築するとき、玄関づくりを成功させるにはパーツごとにこだわる部分をハッキリさせることが大切です。
こだわる部分、こだわらない部分がハッキリすれば、満足のいく玄関に仕上げられる確立がグンと増えるはずです。