食品庫(パントリー)のプランニング
パントリー(食品庫)ってなに?
パントリーはキッチンやダイニングと隣接させたり、キッチンのスペース内に設ける小さな部屋のことです。食料を貯蔵したり、食器や調理道具を収納するために設けられます。
食材や保存水をまとめ買いすることが多かったり、キッチンスペースをスッキリさせたりしたいときには、パントリーの設置も検討してもいいでしょう。
オープンなLDKにあるとバックヤード空間として利用できる
最近、LDKをひとつの空間にする注文住宅が増えています。コミュニケーションの場としてキッチンを住まいの中心に設置するプランが増え、家具のようなデザインのシステムキッチンも登場しています。
LDKをひとまとめの空間にするとき、キッチンまわりを清潔に美しく保ちたいと考える人も多く、バックヤードとして利用できるパントリーに注目が集まっているのです。
プランにもよりますが、急な来客に際して、一時的に色々なものを収納する場としても重宝されています。
2つのタイプのパントリー
パントリーには、壁面を利用して収納スペースを設けるタイプと、ウォークインクローゼットのような小さな部屋をつくるタイプに分けられます。
いずれのタイプを選ぶにしても、調理中に必要なものをすぐ取りに行けるように配置し、どこに何があるか分かりやすく、かつ取り出しやすいこと、収納性の高いプランにすることが大切です。
住宅の間取りやプラン、空調設備にもよりますが、食材を保存するスぺースであることを考えると、外からの日差しを避けるためにできれば北側か東側に設置したいところです。
貯蔵するものの種類と量を想定したスペースづくりを
収納スペースを考えるうえで、何をどれくらい収納するかを明確にすることは基本中の基本です。
まずは常時ストックする食品の量をピックアップすることから始めてみてください。食品以外にも普段は使わない調理器具や家電製品の収納スペースを確保しておけば使い勝手がよくなります。
キッチンスペース全体のプランと合せて考える
パントリーのプランはキッチンプランや住宅全体の間取りを考慮しながら立てる必要があります。
何をどれくらい収納するかを洗い出すことで、パントリーに必要な広さと収納性能が見えてくるでしょう。注文住宅が完成したあとの暮らしをイメージしながらプランをたてることが重要です。
また、現在ではなく将来のライフスタイルや家族構成の変化にも対応できるよなパントリー作りを心がけましょう。
子供の誕生や成長、親との同居の可能性も考慮しておくことが大切です。